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未来観光戦略会議 – 概要OUTILNE

目的

経験ある学識者ネットワークを中心としたNPO的性格シンクタンクの未来観光戦略会議は、

1.観光文化の本質を踏まえて、地域社会の創意に基づき、地域と国、更には、環日本海諸国並びに世界各国とを結ぶ絆として、観光の啓発と、観光秩序及び観光文化の維持保全に尽力し、貴重な人類文化の継承、人類の財産としての観光文化の更なる創造と発展に貢献することを目的とする。

2.科学・技術・教育・歴史・自然・文化などあらゆる視点から、また富山県が提唱する「日本海学」も視野に入れ、国際広域知的教育観光・知的生産(ソフト)を創出する。

近年、日本の国際観光収支は、訪日外国人旅行者数が日本人海外旅行者数の約4分の1程度(2001年度)で、国際旅行支出は約3.5兆円の赤字という著しく不均衡な交流となっています。

国としていかに訪日外国人旅行者を増やすのか?
旅行者数の追求ではなく、商業的に成り立つ観光開発のありかたはないのか?

本会議では、いかにサスティナブル、すなわちどのように安定的で未来永劫に持続する観光開発を行っていくかを調査・研究しています。これからの観光を文化、経済、環境などあらゆる方面から考え、地域社会の創意に基づく観光の啓発を行い、地域と国、さらには世界 の国々とを結ぶ絆としての活動を行っていきます。

コンセプト

リピーターを増やすには、観光客に「また来たい!」と思わせるものが必要です。いくらマーケティングでアピールしても、その観光地が期待外れであれば、リピーターにはなりません。リピーターを増やすためには、マーケティングと称して大々的にプロモーション活動を行う前に、国内の観光を取り巻くハードおよびソフトの環境整備に力を注ぐことが重要課題です。

また、公共工事が問われる今日、従来以上に公共性、ハード、インフラを生かすためにも、21世紀の地域経済を支える、知的生産(ソフト)がいっそう求められています。ソフトは、人間の知恵の結晶であり、「三人寄れば文殊の知恵」という言葉どおり、競争力のある知恵は、有能な専門化のコラボレーションから生まれます。このコラボレーションを円滑に進め、成功させるのが私たちプロデューサー・未来観光戦略会議です。

未来観光戦略会議が考える未来型観光

サスティナブル・ツーリズムの要締は、観光客に「来たときよりも美しく」という発想を持ってもらうことです。また、地元の人々が誇りに思い、地元の人々からも愛される観光ディスティネーションになっていかなければいけません。
「目に見えるモノに、目に見えない文化の息吹を吹き込んで残すこと」、これがサスティナブル・ツーリズムです。

未来観光戦略会議が考える未来型観光

名称について

・インバウンドとアウトバウンドの不均衡インバランス問題の構造的解消観光産業の裾野強化を実現する姿勢が未来型。
・富山県が提唱する日本海学視点に立つ観光振興と環境保全につながるモデルの構築と日本の観光グランドデザインを目指すことが未来型。
・観光地の生活の匂いを独自に感じ癒される観光から感交という即ち「生活文化を味わえる『まち』観光でリピータを呼べることが未来型。一例「八尾の風の盆通年滞在化型」
・科学技術教育自然文化環境福祉健康等、様々な切り口からの国際広域知的教育・知的生産(ソフト)創出による観光産業化や特定顧客層のオーダーメイドプランを即対応できる観光ベンチャー創出可能なことが未来型。

役員

会長 : 松原吉隆
副会長 : 塩谷隆文
理事 : 福井幸博
柳井雅也
長尾治明
中村美知代
未来観光戦略会議 会則